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新しい仲間も続々ジョイン元エンジニアの代表とともに「遊び心 × IT」で切り拓くO2Oの世界

代表取締役 高橋佳伸氏(写真左)システム開発部 館林寛仁氏(写真右)

「都会の公園や遊休地を利用したアーバン型のキャンプって素敵でしょう?」「このスキームを地方の中核都市にも展開すれば、新しい『地産地消』の形をモデルにした地方創生も提案できる」・・・。話し始めると止まらない。高橋佳伸氏の口からは新しいビジネスの構想が次々にあふれてくる。

そんな高橋氏が1993年に設立し、代表を務めるのがデジサーフである。
ニッチなアウトドアレジャー分野を中心に、クラウドとリアルサービス(店舗運営)を融合させた O2Oサービスを展開。バーベキュー場と利用者、産地食材、運営者、機材販売業者などを相互にマッチングさせる総合予約サイトの「デジキュー」、ウインタースポーツ関連のイベントサイト「デジエントリー」、全国の海岸に Webカメラを設置して海の様子をライブ中継するサーファー御用達の「波通」など、ユニークなサービスで成長を遂げてきた。

今後はシステム開発事業やメディア開発事業の強化に向けて、さらに「遊び心」を持った IT力に磨きをかけていくという。そこに懸ける思いと戦略について聞いた。

年功序列のサラリーマン世界は自分に合わない

実は高橋氏自身も、もともとは ITエンジニアだ。ミュージシャンを目指して静岡から上京した高橋氏だったが、さすがにプロとして生計を立てるのは難しい。そこで次に選んだのがプログラマーの道だったのである。

「高校時代に友人が『これからはコンピュータの時代』と言っていたのがなぜか頭に残っていて、IT関連会社に就職することにしました」

この選択が思いのほかハマった。IT の未経験者だった高橋氏は、適正試験を経てその会社に入社したのだが、3ヶ月の研修期間を終える頃にはごぼう抜きでトップの成績を収めて本社への配属が決定。1年目から主任に抜擢され、4つのプロジェクトを掛け持ちで任されるなど、メキメキと頭角を現したのである。

しかし、そこで高橋氏が感じたのは何ともやるせない思いだった。

「複数のプロジェクトを任せられ取引先から表彰されるほど会社に貢献しているのにもかかわらず、まったく給料が上がらないのです。それどころか、ひとつのプロジェクトに汲々として残業ばかりしている人たちよりも給料が低いのです。年功序列で実力が正当に評価されないサラリーマンの世界は、やはり自分には合っていないと痛感しました」

「遊び心」を融合したシステム開発こそが生き残りの道

こうしてわずか2年で見切りをつけて退職し、フリーの ITエンジニアとなった高橋氏が新たな方向として見出したのが「遊び心」を体現するシステム開発である。

「どこかの会社の業務用システムを黙々と開発するのって、なんだかつまらないじゃないですか。とにかく、もっと楽しいことを仕事にしたかったのです」

まずは自分の趣味であるサーフィン関連の ITサービスを立ち上げることから始めた。こうして出来上がったのが、家を出る前にどこの海の波が良い感じになっているのか、PC やスマホから海岸に設置したカメラからのライブ中継を観て確認できる、すなわち「波通」のサービスである。

「自分が開発したシステムがサーファーはもちろん、海を愛するすべての人たちに喜んでもらえるのです。この夢のシステムを早く完成させたいとワクワクしながら開発するので、プログラミングからして楽しかった」

そして高橋氏の頭の中には、こうした「遊び心」を融合したシステム開発こそが生き残りの道になるという勝算もあった。かつて PC のアプリケーション市場では、さまざまなベンダーのワープロソフトや表計算ソフトが百花繚乱の状況にあったが、マイクロソフトOffice にあっさり席捲されてしまうのを目の当たりにし、「マス・パッケージの世界は競争が激しく、どれだけ投資を行っても寿命は短く、ハイリスク・ハイリターンでギャンブル性が高い」と高橋氏は感じた。

そこで確実に成長しながらシェアを守り、確固たる地位を築いていけるニッチ分野は何かと模索し続けた。そして行き着いたのがアウトドアレジャーの世界だったのである。

「ニッチ分野であれば IT に強い人はいないし、逆に IT に強い人はニッチな分野に弱いので、比較的苦労なく先行者利益を得ることができます。また、いったん市場を制覇してしまえば、そう簡単に崩せなくなることも狙い目だと感じました」

こうしてデジサーフは、100万人のサーフィン、700万人のウインタースポーツ、3,000万人のバーベキューといった巨大市場に照準を定めた。そして、その攻略のために描き出したのが「O2O戦略」なのである。

デジサーフ独自の「Let's Playワールド」の確立へ

あらゆる人に楽しんでもらえるサービスを提供するためには、「リアル」の充実がより重要となる。ネットの世界では絶対的なシェアを獲得するまで採算度外視の体力勝負を強いられるが、リアル店舗であれば最初からある程度の収益を上げることができる。加えて、同じビジネスモデルを横展開することで掛け算方式による成長が期待できる。

「さらに、リアル店舗のまわりにいるお客様をネット予約システムに誘導することで、ポータルサイトへの集客も増やすといった相乗効果を狙い、O2Oサービスに踏み出しました」と高橋氏は語る。一般に O2O と言うと「オンライン → オフライン」への誘導をイメージするが、デジサーフはこれとは逆で「オフライン → オンライン」の流れで潜在顧客を掘り起こし、トップメディアに立つことを目標としている点が興味深い。

「アウトドアレジャーやスポーツに関連する多岐にわたる分野を巻き込みながら、デジサーフ独自の『Let's Playワールド』を確立し、IT を活用した多様なサービスを展開していきます」と今後を見据える高橋氏は、「さまざまな趣味や“遊び心”を持っているエンジニアに、ぜひ仲間になってほしい」と呼びかける。

まずは自分が楽しむことから新たなアイデアが芽生え、ユーザー目線に立ったワクワクする ITサービスを世に送り出すことができるのだ。デジサーフが湘南に本社を置いているのも、そんなところに理由があるという。

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対等な立場で議論し、相談し合える仲間に

2015年11月、デジキューのシステム開発部の新たなメンバーとして加わったのが、館林寛仁氏である。SIベンダーや ASPプロバイダー、ベンチャー企業で10年以上にわたり IT に携わってきた館林氏には、そのキャリアを生かし、新たな O2O のサービスを具現化していくリーダーとして活躍することが期待されている。

もっとも、転職してきた当初は「システム開発部と組んで仕事をするなんて、これまで考えたこともなかった」という他部門からの“冷めた目”に愕然としたこともあったと振り返る。「要するに、あまり信用されていなかったのかもしれません。でも、だからこそ皆の要望を実現するスピードを上げていきたいのです」と館林氏は意欲を示す。

たとえばインフラ周りを見ても、ネット予約システムのアクセス急増時における負荷分散など対策は十分とは言えず、やるべきことは山積みだ。

そのためには、さらに多くの仲間が必要なのも事実。「いまどきのツールや開発プロセスに広くアンテナを張っている人に仲間に加わってもらえると嬉しいし、とてもありがたいです」と館林氏は言う。

アジャイル/スクラム開発ですべての課題を解決できるわけではなく、ウォーターフォール開発のメリット/デメリットも理解したうえで最適解を導き出せる人。明確な裏付けを持って Subversion から Git への移行をリードできる人。MongoDB と Cassandra のどちらを選択すべきか判断できる人など、「対等な立場で議論し、相談し合える人」というのが館林氏の期待する仲間の姿だ。

シブヤ系の ITベンチャーにはない良さがデジサーフにはある。「湘南にいれば、ちょっと足を延ばせばすぐに自然と触れ合えるのが魅力。僕も愛犬を連れて八ヶ岳や山中湖までドライブに行く回数が増えました」と館林氏。

自分のライフスタイルを改めて考え直してみたいという ITエンジニアは、ぜひデジサーフの門を叩いてほしい。

執筆:ノーバジェット

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