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「ユーザー目線でないと、意味がないと思います」主計義高(株式会社ベガコーポレーション)~Forkwellエンジニア成分研究所

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客先のエンジニアに育てられた日々

――現在の業務内容を教えてください。

主計 メインはiOSアプリの開発です。新事業なので詳しいことはまだ公にできないですが、アプリ開発とそれに紐づくデザインを手伝ったり、空いた時間にGASを使って業務効率化ツールを作ったりすることもあります。

――ベガコーポレーションさんに入社されたのは何年ですか?

主計 2017年4月入社なので、1年ちょっとですね。入社前からiOSの開発はやっていました。 高校を出て2009年から5年間は大阪で製造業に勤め、全然関係ないことをやっていました。趣味でWEBデザインを少しやっていたぐらいですね。サイトを作るのが好きだったので完全に趣味・遊びのレベルです。

その会社は2015年に福岡に帰るタイミングで辞め、「IT業界へ行きたいな」と思って客先常駐の会社で1年ほど働きました。

――それまでプログラミングの経験もなく?

主計 そうですね、趣味でやっていた頃はプログラミングは全然やっていなかったですね。jQueryを少しぐらいかじったくらいで、がっつり書いたことは全然なかったです。

――客先常駐ということは、周囲にメンターなどはいなかったのですか?

主計 すごく小さい6人ぐらいの会社で、iOSエンジニアが1人いて、その人が非常に詳しかったので質問しながら隣で作業していました。わからないところはすぐ聞いて、教えてもらっていましたね。

――SESの会社で、客先で教えてもらえることはなかなか珍しいのでは?

主計 一般的に言われるSESと、私が経験したことは若干違う気がします。私はそのとき初心者だったので、1つ質問するとわからない単語や概念が10個くらい出てきて1つずつ調べたりしていました(笑)。メンターの方が気の合う方だったので、すごく良いものを吸収できたと思います。

――向こうにしてみたら、他社から派遣された人を育てたわけですよね。すごく良い人たちなんですね。

主計 すごく良い会社でした。派遣元と派遣先の社長さん同士が仲良しだったのも良かったのかもしれません。皆さんとは、今も良好な関係を築けています。

――SESは大変なケースばかり聞きますが、こういうこともあるんですね。

主計 そうですね。かなり特殊だと思います。

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コミュニティ経由で、ベガコーポレーションへ

――その後3社目に行かれたんですね?

主計 そうですね、その小さい会社で1年弱、次の派遣先で1年ちょっと働き、2017年4月にベガコーポレーションに転職しました。2社目の常駐先は写真のプリントをやってる会社の関連会社で、IT部門を請け負っていました。既存のアプリが使いづらくてフルリニューアルすることになり、ゼロベースで作ることになって。ドキュメントがない状態なので、前のソースコードを読みながら作っていく感じでしたね。

――転職を考えた理由は、どのあたりにありましたか?

主計 もともとIT業界に入る段階で、自社サービスを運営しているところに行きたいと思っていたんです。けれど、未経験なのでそうも行かず、経験を積みたいのでコーディングできるところに行き、同時並行で勉強会とかコミュニティに参加していました。ベガコーポレーションとは、その中でお誘いを受けて入社した形ですね。

――コミュニティ経由なんですね、ご自身で転職活動をされたとかではなく。

主計 いえ、当時から転職は考えていました。1、2年経験は積めたので、転職を考えた時期と誘われた時期がちょうど重なったんですね。

――どういうお話をして、ベガコーポレーションさんへ転職を決意されたんですか?

主計 純粋にアプリをやりたくて、アプリができる会社に行くのは決めていました。その中でアプリの案件があって、かつ中に知ってる方がいたことが大きいですね。実際に面接を受けた印象も良く、やりたいことも合致していたので転職しました。

実は、以前本欄でもインタビューされた宮末さんから紹介されたんです。もともと、プライベートでも仲が良くてずっと「うちに来ないか」と誘われていたんですね。コミュニティのつながりきっかけで話が進んで行った感じですね。

前職は受託の会社だったので、いろんなことを試させてもらえました。楽しくは働けていたんですけど、現在は自社サービスを作れることにやりがいを感じています。

――今後、こうなりたいというビジョンはありますか?

主計 今はアプリ開発メインなのですが、今後サーバーサイドやフロントでのノウハウ・能力を身につけていきたいと思っています。

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ユーザー目線でないものは、使ってもらえない

――業務を行なう上で大事にしているモットーや、好きな言葉はありますか?

主計 ユーザーファーストということですね。どんなに機能が良くてもユーザービリティが低いと使ってもらえないので、優れた機能とデザインを提示できるよう心がけています。iOSではHuman Interface Guidelinesというガイドラインがあるのでそれを意識しつつ、最新のトレンドのアプリをチェックしキャッチアップしています。

――優れたデザインとは、例えばどういうデザインですか?

主計 ユーザーのターゲット層にもよるんですけど、アプリで操作を行ないたい時に迷わずにそこに行けるレイアウトやアイコンなど、ユーザーをちゃんと誘導できるようプログラミング側とデザイン側双方からのアプローチを目指しています。

――見た目が良い=良いデザイン ではないと。

主計 そうですね。私はグラフィック的なことはあまり得意ではないんですが、レイアウトや使いやすさについては注意しています。

――ご自身の成長のために日々行なっていることはありますか?

主計 興味を持ったことにはチャレンジしてみようと思っていて、最近だとElixirをやってみたり、趣味でフロントエンドの開発を試しています。あと、英語の学習もやりたいですね。これはなかなか進められていないのですが。

――こういうエンジニアになりたいという理想像、ロールモデルにしている人がいたら教えてください。

主計 特定のロールモデルはいないのですが、デザイナーとエンジニアを繋げる存在になりたいと思っています。技術力だけだと抜かれて行くので、ユーザー目線で価値を提供できるよう技術を生かす方向ができれば。

――ユーザーをしっかり見て仕事ができるのが大事だと。

主計 そうですね。技術も大事なんですけど、ユーザーにメリットを体験してもらえる設計をすることを頑張っていきたいです。

――あらゆる仕事の基本ですね。

主計 ユーザーあってのサービスなので。

「このプロダクトが向上すれば、社会は良くなるか?」

――ここからは、主計さんが働く上で大切にしていることについて、「事業内容」「仲間」「会社愛」「お金」「専門性向上」「働き方自由度」の6つの項目から合計20点になるよう、点数を振り分けていただきます。

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・専門性向上 2

ちょっとピンとこなかったところがあるんですけど、技術というところで言えば高めです。ただ「iOSにこだわってる」とかではないので低めにしました。

・仲間 4

チームは仕事をしていく上でずっと一緒なので、良いコミュニケーションを取れることはプロダクトを作る上で1番必要だと思っています。ここは外せないと思います。

――良いコミュニケーションというのは例えばどういうものですかね?

ちゃんと議論ができる、ちゃんとお互いが指摘できるということですね。

――エンジニアの中でも、力関係で物事が決まってしまうことってあるんですか?

積極的に自分の意見を言わない人だったり、逆に意見が強い人もたくさんいるんですね。そこの関係性は、なるべく均等が良いなと思っています。

・お金 4

大事ですね。事業内容とお金どちらを取るか天秤にかけて、4にしました。もちろん生活のためというのもあるんですが、お金の指標って素直なので。成果に対して一番素直に返ってくる部分ですから、そこを上げるために頑張るイコール自分の技術が上がることだと信じています。

・事業内容 5

転職するときに最初に見るのはその会社のプロダクト、何をやっているかが1番気になります。「このプロダクトがよくなると社会がどうなるか、良い未来が見えるのか」とか。そこに貢献できるメンバーになりたいです。

・働き方自由度 3

もちろん楽な方が良いし、働き方が柔軟だとモチベーションも上がるし結果も出せると思います。ただ、多少不自由ない程度の自由度があれば良いと思います。

――リモートワークとかは必ずしも重要視はしていないと。

そうですね、出社困難なときにリモートが使えれば良いかな、ぐらいの感覚です。

・会社愛 2

自分はプロダクト重視なので、そこはあまり見てないですね。結果的にいい会社だったらいいな、くらいの感覚です。

――ベガコーポレーションさんは居心地が良いけれど、会社組織一般としてのスタンスでみみればそういった表現になると。

そうですね。働き方とか事業内容に比べればちょっと優先度は低いかなという感じです。

――最後に、転職者に向けてメッセージをお願いします。

自分は、転職が怖かったんです。最初は大きな会社に勤めていたので、「会社を辞めたら終わりなんじゃないか」という雰囲気もありました。でも、ちゃんと市場に合わせてスキルを上げていけば転職できる、というのは自分の経験としてあります。市場での自分の価値を把握し、それを上げていける努力すれば自ずと結果はついてくると思います。

<了>

ライター:澤山大輔


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