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「フラットすぎて、ラフな環境です(笑)」本田裕介(株式会社ベガコーポレーション)~Forkwellエンジニア成分研究所

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学生時代から、関数型言語に興味を持ちました

――現在の業務内容を教えてください。

本田 R&Dグループに所属していて、新技術の検証などをメインに仕事をしています。フロントエンドとかサーバーサイドという括りがあるわけではなく、ビジネス上今後使っていけそうな新しい技術をなんでも、という感じです。

――具体的にどんな検証をされているんですか?

本田 最近ではサーバーサイドの技術として、Elixirという言語を検証しています。弊社はECサイトを主体にしている会社なので、これからのEC市場の拡大に対応していける基盤になり得る技術かどうかには注目しています。

――高校や大学の頃から、今のお仕事をされようと思っていましたか?

本田 エンジニアを目指したきっかけは高専の授業でして、プログラミングを初めて経験したのもそのときです。やってみたらすごく楽しくて「これを仕事にしていけたら」と思ったのがきっかけです。そのときは、JavaでWindows向けの簡単なお絵かきソフトを作りました。

電子制御工学科だったので授業の内容は組み込みがメインだったんですが、電気回路などのハード系があまり得意ではなかったというところもあり、パソコン上で動くソフトウェアの方に興味を持ちました。

――並行して、趣味でもいろいろ作られていたとか。

本田 そうですね。学生時代はとにかくいろいろな言語を触っていました。その中で、Javaを触った後に何を思ったか関数型プログラミングに挑戦した時期がありました。当時はまだまだマイナーでしたが、最近の技術的な流れとして、モダンなプログラミング言語などにも関数型プログラミングの要素が取り入れられつつあるので、興味本位で勉強していてよかったと思います。

――興味を持ったきっかけはどのあたりにあったんですか?

本田 インターネットで調べものをしていて「こういう考え方のものもある」というのを見つけて、どんなもんかなと思って触っていただけなんですよ。特に深く考えて触ったわけではないというか、完全に興味ですね。

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他のエンジニアから得られる刺激が決め手でした

――キャリア最初の会社は、どちらにいらしたんですか?

本田 福岡にあるSIを事業の主体としている会社でした。肩書上はシステムエンジニアですが、技術的な仕事よりお客さんへの導入やプロジェクトの運営、商談活動などがメインでして。何でも屋さんという感じでしたね。新卒から4年間在職して、今年4月からベガコーポレーションに入社しました。

出張でいろいろな場所に行けたのは楽しかったのですが、仕事上ではそこまでエンジニアとして楽しさを感じられなかったのが正直なところですね。それもあって転職を希望しました。

――やはり大企業では、配属先が必ずしも納得できるところではないと。例えば納得できない部分というのは、あまりプログラミングに関われなかった部分でしょうか?

本田 それもあります。後は仕事のやり方というか、全員で協力して何かを作っていくというのがほぼなかったところでしょうか。基本的には1人で1プロジェクトの商談から導入、保守まで全部こなす感じでだったので。

――転職を志したのはいつ頃からですか?

本田 転職自体は2年目から考えていて、きっかけは今の会社が主催しているイベントに参加したことでした。そこで社外のエンジニアと交流する中で、「こういう会社もあるんだな」と。そこから、会社を変えてみるのも選択肢の一つだなと思い始めました。

当時は若手エンジニアの交流イベントだったので、20代前半ぐらいの人が集まっていました。サーバーレスアーキテクチャが流行り始めた頃で、あまり仕事で触っていなかった分野の発表だったので、刺激になりました。

――その中でベガコーポレーションを志望されたのは、どういう理由からなんですか?

本田 実は受けたのは今の会社を含め2社ぐらいで。社内のエンジニアと勉強会で繋がりを持って、その人から色々と会社の中身を聞いた上での転職でした。エンジニアが働いている環境や使っている技術を聞いたうえで「それならこの会社に」と決めて今の会社に移りました。

――ベガコーポレーションさんで知り合いはすでにいたんですね。どんな話を聞いて、この会社に決めたんですか?

本田 やはりエンジニアの環境ですね。自分としては、仕事の中でも周りのエンジニアからと刺激しあえる環境が理想でした。例えば自分が担当していないサービスにどの程度触れられるのか、他のエンジニアとの情報交換がどの程度できるのか、とか。個人でできる情報収集は限界がありますから。

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技術検証で得た知見を、還元していきたい

――入社される前後で印象が変わった部分はありましたか?

本田 会社のイメージは大きく変わってはいないですね。ただ、予想していた以上にフラットというか、フラットすぎてラフと言っても良いレベルの組織でしたね(笑)。役職もチームの垣根もほとんどないです。いまフリースペースでこうしてお話させて頂いてるんですが、周囲が結構ガヤガヤしてますよね。黙々と仕事をしている人も居れば、同じ環境で打ち合わせをしている人もいます。なので、ここで普通に仕事をしていると他チームの打ち合わせも普通に聞こえるんですよ。

打ち合わせもかなりオープンな場合が多くて、こちらから情報提供できそうなものがあれば他チームの打ち合わせであってもすっと入っていきますし、周囲からもガンガン入ってきます。何か打ち合わせしていて分からないところがあると、「あの人なら分かるんじゃない?」って言って全然違うチームの人が途中参加したりすることもありますね。さすがに重要そうな会議では控えますけど(笑)。そういう意味でのフラットさは、思っていたよりも凄かったですね。

――知的生産のうえで、すごく良い環境ですね。今後、ベガコーポレーションさんでこういうことをしていきたいという希望はありますか?

本田 今のところ技術検証をメインでやっているので、ここまで溜まった知見をサービスに還元していく段階だと思っています。色々と試したものを活かしていきたいですね。

――業務を行なう上で大事にしているモットーや、好きな言葉があれば教えてください。

本田 一つの分野に固まり過ぎないことですかね。基本的に趣味と仕事が全く同じなので、家でも仕事をしようと思えばできてしまうんです。ただ、それだと義務感が出て疲れてしまうので。なるべく仕事は仕事としていろいろやりつつ、仕事で触っていない技術をプライベートでやる、といった切り替えをしています。

――ご自身の成長のために日々行なっていることがあれば、教えてください。

本田 イベントの登壇などですね。もちろん他のエンジニアとの交流を広げることも目的ではありますが、もう一つ自分の中での技術の定着という目的もあります。人前で喋る以上、下手なことは言えないのでいろいろ調べることで、技術が定着すると思います。

あとは「技術書典」という、エンジニアが個人で技術書を書いて頒布するイベントがあるんですが、そちらに前々回ぐらいからサークルとして出展しています。製本した紙の本も売るのですが、われわれの場合九州から行くので在庫が残ると持ち帰りが大変なんです。なので、 残っても大丈夫なようDLカードにしています。ダウンロードリンクをQRコードにして載せたカードを販売して、買ってもらった人にそこからダウンロードしてもらうものです。

――イベントには、どれぐらいの人が集まるものなんですか?

本田 前回は6,000人ぐらいですね。毎回少しずつ人の数が増えてるみたいです。前回までは秋葉原のUDXで開催されてたんですが、キャパシティ的に厳しくなってきたらしく次回からは池袋サンシャインシティに会場が変わったようです。

私は今回2冊準備していて、1冊目は会社でもやっているElixirの本、もう1冊はフロントエンド寄りのものを準備しています。Web Componentsという仕様があって、その辺に関わる内容にする予定です。

専門性の向上が止まったら終わりだと思います

――ここからは、本田さんが働く上で大切にしていることについて、「事業内容」「仲間」「会社愛」「お金」「専門性向上」「働き方自由度」の6つの項目から合計20点になるよう、点数を振り分けていただきます。

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・専門性向上 4

エンジニアなので、ここが止まってしまうと終わりだと思っています。重視しないわけにはいかないですね。

――常に勉強しないと、あっという間に置いていかれると。

そうですね、3ヶ月とか半年のスパンでトレンドが変わってしまうので。

・仲間 4

個人的に、周りからの刺激を大事にしたいので。人間関係という意味でもあるんですけど、お互いに面白いことが共有できる環境が重要かなと思います。

・お金 3

もちろんあるに越したことはないです。ただ幸いパソコン1つあればできる職業なので、例えば副業とかでバランスを取ることはできるんですよ。会社選びという面で言うなら、極端にフィーが低くない限り自分はあまり気にしていません。

・事業内容 3

自分が持っている技術をどう生かせるかというところは気にしますね。将来に渡って今の事業内容だけでやっていくわけじゃないですから、新しいものに挑戦できる環境であるかも興味を持っていきたいところです。

・働き方自由度 4

ここの自由度はすごく重要ですね。そこでストレスを受けると日々のやる気がなくなるので。現職になってモチベーションが上がったと同時に、パフォーマンスも上がっている自覚があります。今後もし職場を変わるという選択をすることになっても、ここは重視すると思いますね。

・会社愛 2

大事でないわけではないのですが、会社選びのタイミングで大事にするかというと優先度は 低めかなと。大前提として嫌いな会社には入りませんが、どちらかというと環境は自分が変えていく側だと思っているので。

――エンジニアの皆さんって、伺っていると環境や新しい技術を学べるか、サービスにさわれるかという部分に魅力を感じるのであって、会社そのものにという感じではあまりないですよね。

本田 そうですね。一生同じ会社に勤めることはあまりない職業かなと思います。

――最後に、転職を志す人にメッセージをいただけますか?

本田 転職が頭をよぎったのであれば、いろいろ考えて行動すべきだと思います。特にエンジニアならイベントがいっぱいあるので、自分が本当にやりたいことをわかった上で、それをやっている会社さんを探すのが良いと思います。

<了>

ライター:澤山大輔


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