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「気持ちさえあれば、なんとかなると思います」鈴木一史(株式会社スナックミー)ーNext Unicorn Engineer by Forkwell

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「自然素材からできたおやつを通じて、新しいおやつ体験を作る」サービスです

――物流倉庫の上にオフィスがあり、窓からは隅田川というロケーション。これまで取材した企業様とは毛色がかなり違いますね。鈴木さんは、ずっとこちらのオフィスに通っていらっしゃるんですか?

鈴木 入社してからはずっとここですね。1年前は門前仲町にあったみたいで、そこから規模が少しずつ大きくなって今に至る感じです。(階下のトラックは)そうそう、弊社のレーンも決まっていて、ここから配送も行なっています。

――貴社スナックミーさんの業務内容を教えていただけますか?

鈴木 「スナックミー」というおやつのパーソナライズ×サブスクリプションサービスが主軸です。「人工添加物や、トランス脂肪酸、 化学物質など、 人のカラダに必要ないものを使わない自然由来のお菓子を毎月お届けする」というサービスですね。今は「クリアバー」という原材料を厳選したえんどう豆由来のプロテインバーを出しているのと、これから新ブランドをいくつか展開していこうというところです。

――鈴木さんはデータサイエンティストということですが、貴社の中ではどういうお仕事になるんですか?

鈴木 大きく分けて2つあって、1つは退会抑制ですね。ユーザー数は伸びてきてはいるんですけど、途中で辞めちゃう人も一定数いるでその率を下げようと。施策を打って実際に効果があったか検証したり、ABテストしたり、データベースから引っこ抜いてどうなるかをみるのがデータサイエンティストとしての役割ですね。もう1つはユーザーさんの好みに合わせたパーソナライズというところで、そのアルゴリズム開発をやっています。

――データ分析と打ち手の提案を社内に展開するまでがお仕事、という感じですか?

鈴木 実際にコードもガリガリ書いているので、エンジニアという面が強いかもしれないですね。

――ギルトフリーというのは「太りにくい」ということですよね?

鈴木 太りにくいとか直接的に健康になるという意味ではなくて合成着色料や甘味料、保存料などあまりよくないとされるものがはいっていないという意味ですね。ただ「ギルトフリー」という表現は他社でも使われ始めているので、今は形ある自然な素材から 美味しさと栄養を引き出すという意味合いで「リアルスナック」というのを全面に打ち出しています。

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「実際に作った方が楽しい」と思ってジョブチェンジ

――北海道大学工学部と、同大大学院の情報科学研究科を卒業されて凸版印刷に入られたと伺います。凸版では、どんなお仕事をされてたんですか?

鈴木 どちらかというと保守側の社内SEですね。データベース管理やシステム管理的な側面が強く、あまりコードは書きませんでした。コードは外部のベンダーさんに書いてもらっていて、僕らは社内の営業や生産管理チームの要件を設計に落とし込んで、出来上がったプログラムをテストして運用する、みたいなことをやっていました。

――何年ぐらいいらっしゃったんですか?

鈴木 4年ですね。良い経験になったとは思うんですが、やはりプログラムを書けなくて、自分が思っているエンジニア像とは違うとも思っていました。自分でコードを書きたい思いもありましたし、大きな会社だったので制約も多かったですね。

大学時代はあまりプログラミングで食っていこうとは思っていなかったんですが、入ったら入ったで「実際に作った方が楽しいな」と思ったので。ジョブチェンジしたいなという気持ちが出てきました。

――どういうところが勉強になったんですか?

鈴木 Linuxサーバーの知識とか、データベースを使っていろいろ抽出作業をしてたので、そのあたりは今の仕事に活きていると思います。プログラミングスクールで、そういった部分をガツガツやるところってないと思うんです。あとトラブル経験は財産ですね。そういうのは、経験できてよかったなと思いますね。

――業務でやっていたということは家に帰ってもその勉強をしたりしてたんですか?

鈴木 残業が多かったのであまりガッツリ勉強していた感じではないですね。。勉強というより業務で体当たりで覚えた感じですね。

――勉強にはなったけど、体力的にしんどいとか。

鈴木 若手もコードを書かなかったので、年齢が上になるとマネジメント的な要素がより強くなって、エンジニアというよりは管理職になっちゃうので。

――それで凸版印刷を辞められて、DIVE INTO CODEに入られたのですね?

鈴木 ちょっと期間が空いているんですよね。自分でアプリを作ってみようと思ってC#でスマホアプリを作っていたんです。ただ、プラスアルファが欲しいなと思った時にDIVE INTO CODEにAIコースを見つけて。そこに入ってみようと思った感じですね。

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綺麗なコードが書けるエンジニアになりたい

――鈴木さんは、2018年4月期の首席卒業生と伺っています。どのくらい通われたんですか?

鈴木 4ヶ月ぐらいですかね。2018年の4月~7月です。機械学習に加え、後半では画像認識などを学びました。「この画像のここに、こういうキャラクターがいます」というのを当てたりということをやってました。

――スナックミーさんには、どういう経緯で入社が決まったんですか?

鈴木 最初に興味を持ったのは5月くらいのことですね。会社をいろいろ見てみようと思って、その中で「ギルトフリースナック」という文言を見つけて。ゲーム業界とかはあまりしっくりこなくて、食品系はいいなと思ったんです。クックパッドとか他のところも見ていて、すんなり通ったところが弊社でした。

――食品系がいいなと思ったのは、どのあたりが理由だったんですか?

鈴木 例えばデータ分析を課金に繋げるって、社会に役立っているかというと「うーん」と感じてしまうんです。その点、「お菓子を売る」というのは罪悪感がなかったので。データサイエンティストとしてビジネスに貢献すれば、そのまま社会に貢献できるのかなと思って。あとは、あまり受託開発はしたくなかったので、そういう中から絞っていった感じです。

――今後どんなエンジニアになっていたいですか?

鈴木 綺麗なコードが書けるエンジニアになりたいと思っています。前の会社で、言語は違うものの昭和58年ぐらいに書かれたコードがあって、ちゃんと動いてたんですよ。スタートアップのエンジニアって、「3年作ったらどこかの会社へ」みたいな感じじゃないですか。あまり保守を気にかける人は少ないのかなと思って。

「今の会社でスキルをつけてどこかに行こう」という気は今のところなくて、ビジネスに直結するコードを書けるようになりたいなと。最新の技術を取り入れるというよりは、「このコードでどれだけビジネスに寄与できたか」を今後10年気にできたらなと思います。

今後は、GO言語を勉強していきたいです

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――Forkwell Portfolioのリポジトリ解析結果を見た感想を教えてください。

鈴木 そうなんだ、という感じですね(笑)。詰将棋のアプリを作っていて、その時にバックエンドでサーバーが将棋の棋譜をスクレイピングするコードを書いていたので、それがPythonとRubyかなと思うんですけど。

――今後、勉強して行きたい技術はありますか?

鈴木 Pythonはある程度やったので、やってみたいのはGO言語ですね。メルカリさんが1ヶ月ぐらい道場をやっているみたいなので、来年くらいに参加したいと思います。うちのサービスはAWSを使っているので、GOとPython使えればなんでもできるのかなというのがあります。

――これからエンジニアを目指す人に向けてメッセージをお願いします。

鈴木 同じ学校に行った同期が、47歳の方でした。15年総務をやってらした方で、今はもうエンジニアで働き始めています。子どもが4人いる人で、会社を辞めて学校に来た人でした。すごく気持ちが強い方でしたね。気持ちさえあれば、なんとかなるなと思います。

エンジニアに限らないと思いますがスキルアップしても分からないことはなくならないですよね。前の会社の上司も「地球に自分しかいないと思って手を動かせ」と言ってました。要は当事者意識を持ってどれだけやれるかですね。何でもすぐに人に聞いちゃうと伸びないので、ちょっと粘るとかも大事だと思います。2時間ぐらいやってどうにもならない時もあるんですけど、そういう経験もたまには必要なのかなと思います。

<了>

ライター:澤山大輔


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